とびきり甘いぶどうで感動をお届けするために~農園の5つの挑戦~
こんにちは。山梨ぶどう産直 やまのかみファームです。
突然ですが、あなたは普段、ぶどうをどこで購入されていますか?
・スーパーマーケット?
・百貨店?
・それとも、Amazonや楽天などのネット通販?
きっとこのページをご覧いただいているあなたは、
「もっと美味しいぶどうに出会いたい!」
そんな思いをお持ちの方ではないでしょうか。
私たちは、そういったお声にお応えするために、やまのかみファームのぶどう【甘萄(かんどう)】を、通販でもお届けすることにしました。
甘くて美味しいぶどうをお届けするための、やまのかみファームのこだわり
1.恵まれた環境を生かした栽培
みなさん、日本でぶどうが栽培されている都道府県がどれくらいあるかご存じですか?
実は、沖縄県を除くすべての都道府県でぶどうが栽培されています。
ですが、ぶどうの有名な産地と聞くと、山梨県を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
実際、2023年のデータによると、山梨県はぶどうの生産量が全国第1位を誇り、長野県、岡山県と続いています。また、その年の山梨県のぶどう収穫量は41,700トンで、全国の約25%を占めています。
では、なぜ山梨県がこれほどぶどう栽培に適しているのか?
その理由は、
全国でもトップクラスの長い日照時間を誇り、昼夜の寒暖差がある環境だからです。
ぶどうは太陽の光を浴びるほど甘くなる果物。
どの房にもまんべんなく太陽光が当たるよう枝や葉の量を調整しています。
さらに、標高約530mに位置するやまのかみファームは、水はけの良い土壌と相まって、ぶどうが糖分をしっかり蓄え、甘くて美味しい実を育てることができます。
日本のぶどうは、その上品な甘さと高い品質で、海外でも注目を集めています。
特に台湾や香港、中国では高級フルーツとして愛され、贈り物にも選ばれています。
そんな世界にも誇れるぶどうを、ここ山梨の地で育てられることに感謝しながら、日々丁寧にぶどうと向き合っています。
2.房数や粒数を減らし、1房1房に栄養を集中
ぶどうは放っておくと1本の枝に4房以上実りますが、そのままだと味や栄養がそれぞれの房に分散され薄れてしまいます。
そこで、やまのかみファームでは、1枝に1房だけ実を残す「一枝一房(いっしいちぼう)製法」を取り入れています。
その結果、栄養がぎゅっと詰まり、大粒なのに驚くほど甘いぶどうに育つのです。
さらに、それと同じくらい重要な作業として、摘粒(てきりゅう)があります。
摘粒とは?
房についている粒の数を調整する作業です。何も手を加えないと、ひと房に100粒以上もの実がついてしまいますが、これを行うことで、ぶどうの見た目が美しくなり、味わいや色合い、粒の張りも良くなります。
粒を多く残し房のボリュームを大きくすると、一見豪華で美味しそうに見えますが、房の上の粒と下の粒で糖度の差が開いてしまいます。
あえて600g以下のコンパクトな房にすることで、どこを食べても甘くて美味しいぶどうに育つのです。
ぶどうのおいしさは、たった1粒で決まります。
1粒口に入れると、甘く芳醇な香りの果汁が溢れ、思わず笑みがこぼれる美味しさ。
このぶどうを知っている人だけが味わえる特別なひとときを、ぜひお楽しみください。
※1本の枝に1房だけという、贅沢な栽培方法を採用しているため、ご用意できる数には限りがあります。
気になる方はお早めにご注文ください!
3.朝採りで新鮮なぶどうをお届けするために、収穫は時間との闘い!
スーパーで売られているぶどう、店頭に並ぶまでにどれくらいの時間がかかるかご存じですか?
産地から出荷→市場→店舗→店頭と、最短でも2~4日ほどかかります。
ぶどうは追熟しない果物。
収穫後も呼吸を続け、時間が経つほど水分が抜けて風味が落ちてしまいます。
しかし、産地直送なら新鮮なまま届くので、ぷりぷりの果肉と濃厚な甘さが楽しめます!
ぶどうは涼しい時間帯に収穫すると、より長く鮮度が保てるようになります。
また、糖度は夜の温度が低い状態の時に上がる傾向があります。
そのため、やまのかみファームでは、
朝9時までに収穫を終えられるようにしています。
ただ、早ければいいという訳でもありません。日が出る前の暗い時間から収穫をしようとしても、房の状態が良く見えないからです。前日までに収穫する房の目途をつけておき、朝6時~9時の間で最終確認をして収穫をします。
房ごとの最高の食べ頃を見極め、朝採れの新鮮なぶどうをお届けします。
また、産地直送のぶどうは農家から直接届くため、余計なコストがかからず、高品質なものを適正価格で楽しめるのも魅力です。
4.減農薬で安心して美味しく食べられるぶどうを
ぶどうは、とてもデリケートな果物です。
無農薬栽培は理想的ですが、病害虫の影響を受けやすく、栽培が非常に難しいとされています。
やまのかみファームは、2022年までは農協にのみ出荷しており、農薬は1種類しか使っていませんでした。
それは安全である反面、病害虫の影響で収穫量が大幅に減ってしまうことがほとんどでした。
しかし、私自身、初めてやまのかみファームのぶどうを口にしたとき、「ぶどうってこんなに美味しかったっけ!?」と驚きました。そして、親族や知人に贈った際も、「甘くて美味しい!」という声がたくさん届き、この味をもっと多くの方に届けたいと強く思うようになりました。
とはいえ、より多くの人に楽しんでいただくためには、農薬の使用を完全に避けることは難しいのが現実です。
そこで、やまのかみファームでは、
「なるべく少ない農薬で、病害虫を防ぎながら安全性を確保する」
という方針を貫いています。具体的には、
1. 木の古い皮を剥ぎ、虫の隠れ家をなくす
実際に皮を剥いでみて虫の卵が見つかるということも多いです。地味ですがとても大切な作業だということが分かります。
また、これにより木の幹にも直接農薬を散布できるので、その分少量でも効果が高まります。
2. 早めの笠かけや袋掛けを行う
3. 必要最低限の農薬を適切なタイミングで使用
病原菌は雨で飛散します。降雨の前にあらかじめ農薬を散布したり、袋などで物理的に雨に濡れないようにすることで、病気の影響を最小限に抑えることができます。
これらの工夫により、余計な農薬に頼らず、美味しくて安全なぶどうをお届けできるようになります。
もちろん、ハウス栽培を導入すれば、さらに農薬を減らせるでしょう。ただ、その分コストが上がり、どうしても販売価格に影響が出てしまいます。
だからこそ、私たちは「手間を惜しまず、自然の力を活かしながら、できるだけ安心して食べていただけるぶどう作り」に励んでいます。
やまのかみファームのぶどうは、ただ甘いだけでなく、安心して、大切な方と一緒に楽しめるぶどうです。
5.高糖度の房を厳選してお届け!
実は、スーパーの店頭に並ぶぶどうは、輸送の関係で早めに収穫されることが多いのです。
完熟したぶどうは糖度が高く、水分を多く含むため、傷みやすくなるからです。
しかし、やまのかみファームのピオーネとシャインマスカットは、非破壊糖度計を使用し、糖度19度以上の房だけを厳選してお届けします!
JA山梨のぶどう選果基準では、糖度18度以上が出荷の目安とされています。
では、なぜ私たちはさらに高い「19度以上」という基準を設けているのでしょうか?
理由は、大きく2つあります。
1. 光センサー糖度計には誤差があるため
当園では、非破壊式の光センサー糖度計を用いて糖度を測定しています。
この機器はとても便利ですが、測定の角度や状態によってわずかな誤差が生じる場合があります。
2. 糖度が18度を下回ると「青臭さ」を感じるため
私たちはぶどうの味を、糖度計で測定して確かめてきました。
その中で私の感覚では、シャインマスカットは糖度18度を下回ると、青臭さが残ると感じています。
そのため、お客様に“甘さで感動していただけるぶどう”をお届けするには、糖度19度以上が最低条件であると考えています。
※甘さの感じ方には個人差があります
やまのかみファームでは3種類のぶどうをご用意しています
ぜひ、やまのかみファームのぶどう【甘萄-かんどう-】の甘さを、実感してみてくださいね。