山梨でぶどうを専門に栽培し、全国へお届けしている農家です。 こちらのブログでは、やまのかみファームの栽培の様子や、ぶどうのお得な情報などをご紹介します。

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      2025/10/24

農家の宿命?終わらない戦い「草刈り」~ぶどう農家の暑さ対策&蚊よけアイテムも紹介!~

終わらない雑草との戦い!
ぶどう農家のリアルな草刈り事情と、暑さ・蚊対策🍇

こんにちは、やまのかみファームです。
もうすっかり秋ですね🍂 みなさま、いかがお過ごしでしょうか☺

季節の変わり目だからなのか、最近周りでは「ぎっくり腰」が流行っています。
私も以前、ぎっくり腰の一歩手前(ビキッとびっくりビックリ腰)になったことがあるので、かがむ時は注意しています。
物を拾う時など、なるべくひざを使ってしゃがむようにしています。
みなさんもどうぞお気をつけくださいね。

さて、ぶどうの収穫が終わってホッとしたのも束の間・・・畑の雑草たちはまだまだ育ち盛りです。
気づけばまた青々と茂っていて、「この前刈ったばっかりなのに!」とうんざりしてしまいます。

刈っても刈っても伸びてくる。農家は毎年この終わりのない戦いを続けています。
ご自宅で家庭菜園を楽しんでいらっしゃる方にも、きっと共感していただけるはずです。

今回は、ぶどう農家のリアルな草刈り事情と、2025年の夏に実際に使ってよかった暑さ・蚊対策グッズをご紹介します。

1.ぶどう農家にとっての草刈りの重要性

雑草は放っておくと、畑の水分や養分を奪ってしまいます。
また、害虫の隠れ家にもなってしまうため、見た目以上に厄介な存在です。

だからと言って全体に除草剤を撒くわけにもいきません。
当園では、除草剤はあくまでも補助的に使用しています。畑の外周とポールの根元に最小限だけ撒いています。

大切なぶどうの木と土の健康を守るためには、この雑草と向き合っていく必要があります。

↑雑草にアブラムシがびっしり…😵

2.やまのかみファームを悩ませる代表的な雑草5種

当園には、個性豊か(?)で厄介な雑草たちがたくさん生息しています。

農家に嫁いでから、私は雑草の生命力のすごさにとても驚きました。
やまのかみファームは畑が3か所に分かれているのですが、そのうちの1か所は、3年前にシャインマスカット・富士の輝・ベリーAを植えたばかりです。
他の畑に気を取られて油断をしていると、いつの間にかぶどうの苗よりも高く草が生い茂っていることも。
また、除草剤を撒いてもなかなか枯れない雑草もありました。

同じぶどうの畑でも、色も形もバラバラな多種多様の雑草たちが、まるでそれぞれの個性を競い合うように伸びていきます。

ここからは、やまのかみファームでよく見かける代表的な雑草たちをご紹介します。
どれも一筋縄ではいかない強者ぞろいです…!

① タンポポ

タンポポはキク科の多年草です。
根が深くまで伸び、地面にへばりつくように成長するので、手作業では抜きづらい雑草です。

背が低いので油断していると、あっという間に綿毛に。
見た目はかわいいのですが、綿毛になると畑中に種が飛散!近隣の畑にもご迷惑をおかけすることになります。繁殖力がすごいんですよね。

そうなる前に、乗用草刈機で一気に刈るのが一番効率的です。

たんぽぽの根には抗がん作用があるらしいです。うちのたんぽぽも何か活用できればいいのにな~。

 

↑ぶどうを育てているのか、たんぽぽを育てているのか… 😐 

② セイタカアワダチソウ

セイタカアワダチソウはキク科の多年草で、北アメリカ原産の外来植物。夏の終わりから秋にかけて黄色い花をたくさん咲かせるのが特徴です。

名前の通り、とにかく背が高い!放っておくと2m近くになるみたいです。

しかもこの雑草は非常に競争力が強く、他の植物の生育を妨げてしまうんだとか。

③ センダングサ(ひっつき虫)

センダングサはキク科の一年草です。

種子の先端に数本のトゲがあり、そのトゲに小さなカエシのような逆向きの細かいトゲがついています。
子どもの頃、いたずらでこのひっつき虫を友達同士でくっつけて遊んだ思い出があります。

ぶどう園では上ばかり見て歩くので、気づいたらこのひっつき虫が足元にびっしり。
地味に痛いし、取るのも大変。

④ マルバルコウ

ヒルガオ科の一年草

朝顔のような形でビタミンカラーのお花がとても可愛らしいのですが、これはツル性植物。
ぶどう棚のワイヤーに巻きつくと、取るのが本当に大変なんです。
枝にまで巻きついてしまうと、病気の原因になることも。

見つけたら即撤去しないといけません。

⑤ ギシギシ

タデ科の多年草

根が太くて硬いとても厄介な雑草!以前、あまりの硬さに立ちがんなが折れました…。

機械を使うか、シャベルで掘り起こす必要があります。

3.やまのかみファームの草刈り三種の神器!

① 乗用草刈機

基本はこの機械で草刈りをしています。
乗っているだけでいいので体力的にはとても楽。広範囲を一気に刈れるので時短にもなります。
昔の人は全部手作業だったと思うと、本当に頭が下がります。

ただし砂埃がすごいので、マスクとメガネは必須。長時間の振動も体に堪えます。
燃料管理や機械のメンテナンスも欠かせません。
さらにぶどう園にはワイヤーの支柱がたくさん立っているため、細かいところはどうしても刈り残しができてしまいます。

↑2か所の畑を移動中の写真しかなかったです💦

② 刈払機

機械が入れない狭いスペースや傾斜のある場所では、刈払機の出番。
ただしこちらも振動や石飛びの危険があるため、慎重に作業します。
肩・腕・足腰を使うので、体力勝負です。

③ 立ちがんな

木の根元など、機械を使えない部分は手作業。
立ちがんなを使って刈っていきます。
4〜5本ならまだしも、数十本もの木をやるとなると相当な根気と体力が必要。
数日に分けて作業しています。

↑before

↑after

4.夏場の草刈りを乗り切った暑さ・蚊対策グッズ

ぶどう園は上に枝葉が広がっているため、多少の日陰はできます。
それでも地球温暖化の影響で、真夏の草刈りは超過酷。

毎年「異常気象」と言われていますが、もうそれが普通になってますよね…。

そんな中、活躍したグッズをご紹介します。

暑さ対策

この夏、最も活躍したのは首かけクールリング
数十分でぬるくなりますが、それでも無いよりはずっとマシです。繰り返し使えるのも嬉しいポイント。

また、軽トラックの荷台には保冷ボックスを常備し、冷たい飲み物や保冷剤をスタンバイしています。

休憩中は和菓子をつまみながら、保冷剤で首や脇を冷やすのが至福☺️
こまめな水分補給も忘れません。
ペットボトルは、中身を半分にして凍らせた上に残りの半分を注ぐ、というやり方をインスタで見ました。
すぐに冷たいのが飲めるし、保冷剤代わりにもなるのでとても良いです。

風のない日は霧吹きで肌に水をかけて携帯扇風機を当てると、生き返ります。

作業時間は、昼間のカンカン照りを避けて、朝や夕方にシフト。

↑首かけクールリング

↑保冷ボックス

↑一番好きな塩ようかん。食べやすいし真夏でも溶けないので塩分と糖分チャージに最適。

蚊の対策

夕方の作業は蚊の襲来に悩まされていました。
虫よけスプレーをしてもほとんど効かなかったんですよね🥲

そんなときに活躍したのが「どこでもベープNo.1 未来セット (フマキラー)」!
薬剤を風で飛散させるタイプで、これを使い始めてから一度も刺されていません
単4電池2本で動くので、持ち運びも簡単です。

「こんな最高な商品、レビューも全部★5でしょ」と思い、Amazonを覗いてみたのですが、良くないレビューもあって驚きました。体質なのか、風の影響なのか何なのか…?

それでも蚊に悩んでいる方はぜひ一度試してみてほしいです!

どこでもベープNo.1 未来セット メタリックグレー 不快害虫用|殺虫剤|フマキラー製品情報サイト

↑サンドラッグの15%OFFクーポン利用で792円で購入

↑腕に装着

5.おわりに

草刈りは地味ですが、ぶどう作りには欠かせない大切な仕事。
除草剤に頼りすぎず、畑の環境を守りながらコツコツと地道に続けています。

刈っても刈ってもまたすぐ伸びてくるのは、畑の土が元気な証拠でもあります。
これからも皆様に美味しいぶどうをお届けできるよう、雑草と戦っていきます!

最後までお読みいただき、ありがとうございました☺️

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また、こちらのブログではコメント欄がないので、もし皆さんのおすすめの暑さ・蚊対策グッズなどがあれば、SNSのコメント欄でぜひ教えてくださいね😊

 
 
 
 
 
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